スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

FC2 Blog Ranking
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

空想あらん 4話 ヘネシスと娘を待つ男

翌日私は寝起きもままならぬままにトゥルーの家から追い出された。

そのときにタクシーチケットを持たされたので、近くにいた、いかにもタクシーらしき人に話しかけてみることにした。

201004101.png

リス高級タクシー「わたくしどものタクシーサービスでアリの巣広場までご案内しております。」



私「このチケット預かってるんですけど・・・」



リス高級タクシー「どれどれ・・・、これは隣の普通のタクシーのチケットですな。まあそのみすぼらしい格好が気になっていたのですが、あなたのような貧乏人に使えるようなサービスでは無いですよ。」



私「・・・」









どうも隣のタクシーだったようだ。








201004102.png

リス中型タクシー「お客さん~、うちのタクシーで大陸何処でも、いやほとんどの場所に行けますよ~。値段もお手ごろですし、いかがっすか~?」



私「このチケット預かってるんですけど・・・」



リス中型タクシー「はいはい、ヘネシスまでですね?無料でお届けしますよ~」










・・・







タクシーは一瞬で、風景も見られないほどのスピードだった。



せっかくだったので、まずこの街を歩いてみることにした。

ヘネシスは平原にあり、旅を始める冒険者達が必ずと言っていいほどよく立ち寄る町のようで、活気あふれる街である。

最初にこの街に来た冒険者達は、街のすぐ隣に用意されている「狩り場1」で狩りをすることによって外の敵と戦えるように訓練しているようだ。

201004104.png

私も戦ってみたが、どういうわけかリリンの訓練所とは違い、倒したモンスターからはこの世界の通貨(メル)が出てくるようである。

他のモンスターも同じなのだろうか・・・

だとすれば、こうやって強いモンスターを倒していけば、いつかはタクシーくらい簡単に乗れるようなお金持ちになるに違いないと思った。





さて、少し疲れたところで街で休めるところを探すことにした。

ヘネシスには公園もあり、憩いの場が充実している。

201004103.png



公園である人物と知り合いになった。



201004105.png

どうやらこの男は研究者のようだ。

クロイ「私は生命の魔法を使って、人形に命を吹き込むことに成功したんだ。ペットと言うのだが、もしそれらを持ってるなら私がいろいろ教えてあげよう。」

私「ペットっていうのは動物のことではないんですか??」

クロイ「いや、貴重な生命の水と心の手作りの人形に命の魔法を吹き込むんだ。卵からかえる特殊なペットもいるらしいがね・・・」

私「そうなんですか・・・」

そのときはそれだけの話で別れた。




そろそろ歩き回るのに疲れてきたので、ヘネシスの諜報員を探すことにした。

201004106.png

見るからに怪しい男をすぐ見つけたのだが

ローカ「わ、私は全然怪しくないですよ・・・!」

としか言わないので、どうやら違うようだ。



しょうがないのでさらに探していると

ブルス「あらんさんに間違いないですね?」

私「そうですが、トゥルーさんが言っていたヘネシスの諜報員はあなたですか?」

ブルス「そうです。あのローカという男は見かけによらずシグナスの騎士団の手先で、我々とはあまり良い関係ではなのです。我々情報屋は敵が多いのでね・・・」

ブルス「ささ、こちらへ。奴らにばれないうちに」







・・・








201004107.png


ブルス「シグナスの奴らは街のお偉いさんともつるんでいまして、それを我々が嗅ぎ付けるのを嫌がっているので、なにか悪い取引をしてるんでしょうな。」

ブルス「まあ今日はそのことじゃあないんですよ。最近ヘネシスの近くに生息しているキノコの調子がおかしいことを見つけましてね。どうも見た目には分からない角が生えているらしいんですよ。」

ブルス「あなたにはその角の収集をお願いします。ヘネシスを右側から出て、段差を上ればすぐですから。」





・・・






201004086.png

どうやらこの中に様子がおかしいキノコがいるらしい。立ててある看板がいかにも怪しげだ。






201004088.png

入ってみると確かに何かがおかしい気がするモンスターの手荒い歓迎だった。

それでもさすがはアランの体だけあって、訳もなく返り討ちにした。

倒してみれば角が残るのだが、実際にキノコを見ても角が何処にあったのかはわからないままだった。



しばらくここで狩りをして角を集めていると、キノコがこれまた怪しげな人形を落とした。

201004089.png


これも持ち帰ってみることにした。





・・・







201004107.png

私「集めてきましたけど・・・あとこんな人形が。。」

201004089.png

ブルス「これは確かに怪しいですね。どれどれ・・・」


・・・


ブルス「どうやらこの人形からはとても変な音がするようですね・・・。たしかにこれならメイプルキノコたちが変わってしまった理由になります。」

2010040811.png

ブルス「これで一件落着のようです。いやぁ助かりました。こんなに早く解決するとは・・・さすが英雄様。」

私「・・・そうですか。んじゃあこれで」

ブルス「ちょっとまって・・・。実は、私はこの辺りのキノコを研究しているんです。それでその辺のキノコモンスターのドロップアイテムを集めてきて欲しいんです。」

私「どうして僕が・・・」

ブルス「いや、あなた英雄様でしょ。助けてくれるのが当然じゃないんですか?どうせ帰りのタクシー代も払えないんでしょう。助けてくれたらタクシー代くらいは工面しますよ。」







英雄とは雑用のことだったのだろうか、とは思ったものの帰りのタクシー代が無かったのは事実だったのでブルスの言うとおりにすることにした。





・・・





2010040812.png

ブルス「重ね重ねありがとうございます。実は私には一人娘がいたのですが、何年か前にモンスターに連れ去られてしまいまして・・・;;キノコモンスターに連れ去られたという目撃情報があったので、こうやってキノコモンスターを研究することで娘の足がかりを探しているんです。」



気が遠くなるような話だ。



私「はぁ・・・。ちなみに娘さんのお名前は?」

ブルス「イヤンといいます。今頃どうしていることやら・・・;;」



そう言って顔を曇らせるブルスはとても疲れているように見えたのだった。



私「もし手がかりがあれば教えますよ。」

ブルス「ありがとうございます;;可愛い一人娘なのでね・・・」



私はブルスと別れを告げて帰路に着いたのだった。



続く





この物語はフィクションです。登場する団体、人物は現実のものと一切関係がありません。たぶん。

なんとか4話です。主人公が既に変わり始めているような気がしますが、書いている中の人の変化なのかもしれませんね。

それと話ごとに題名をつけることにしました。
スポンサーサイト

FC2 Blog Ranking

ww頑張ってw
[ 2010/04/23 21:51 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://resuketan.blog102.fc2.com/tb.php/51-50d06433















上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。